2020年06月15日

「博多松囃子」に生徒作品を奉納

国の重要無形民俗文化財である「博多松囃子」傘鉾の奉納依頼を受け、博多松囃子振興会の厳正な審査の結果、普通科3年松井彩夏(篠栗北中)、大地もえ(照葉中)、梅津亜美(香椎第2中)—以上書道部、佐々木もえ(吉塚中)、古賀千晴(那珂川南中)、柊平こはる(春日北中)—以上造形芸術科の6名が傘鉾の書と絵を奉納することになりました。

博多松囃子とは、博多どんたく(5月3,4日)の期間中、福神・恵比須(えびす)・大黒の三福神と傘鉾を仕立てた三流(ながれ)、舞を披露する稚児流が商店や企業などを祝って巡るものです。

博多松囃子の最古の記録は室町時代の1539年。正月を祝う行事として始まり、江戸期に松囃子に合わせ、町人たちの仮装や山車などの「通りもん」が繰り出していたところ、これが発展して現在の「博多どんたく」になりました。明治以降も開催時期を変えながら続き、国の重要無形民俗文化財に本年3月16日に指定されています。

本校17期卒業生である山野竜善氏(野球部OB・當番町恵比須流代表)から依頼があり、1年間をかけて作品は製作されました。本来ならば、4月末に「御神入れ」を行い、当日にお目見えする予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため開催が中止となり、本校での披露となったものです。

博多松囃子の原点には、「無病息災」という意味があり、本校の新型コロナウイルス感染症拡大防止の「守り神」として、Qコム1階ホール入り口にて年末まで展示しています。